誠実に生きるということ

 

最近話題の「Nizi Project」というアイドルオーディション番組に夢中になっている。

 

勤務先は週1出社なのだが、その時に部署の人たちが話題にしていて

「そんなにいいのかな?」と疑問に感じていたがあまりに興奮して語るので気になって観てみた。

 

その結果、1日に5時間ぐらいぶっ通しで観るぐらいハマってしまった。

 

僕は歌うことが好きだったんだと、キラキラと輝く瞳で歌う少女たちを観て思い出すことができた。

 

自分はどんな人生を生きたいのか、どんな人のことを素晴らしいとおもうのか

ということも再発見できた。

 

特に、オーディションメンバーの中の一人の「マコ」さんは、本当に尊敬に値する人物だと思う。

 

裏側の地道な努力は視聴者には一部しか知ることができないが、プロデューサーのパク・ジニョンさんも言うように、「誠実に生きている人」なのだということが伝わってくる。

 

3年間、毎日To DOリストを書いて振り返り、家族と離れて韓国で厳しいレッスンをやり続けること。決して誰もができることではない。

 

そしてその努力から生まれたパフォーマンス(歌とダンス)は、素人目にも格が違うと思わせるぐらいに圧倒的だ。

東京合宿のダンス審査で演じられた2PMの『I'll be back』は、何度も再生して観てしまった。

 

マコさんに限らず、みんなすさまじい努力をするからこそ嬉しくても悔しくても自然と涙があふれてくる。自分に負けずに、嘘をつかずにやってきたからこそ自信が生まれ、結果に対しても真正面から向き合うことができる。

 

逃げずに地道な努力を続けることは、僕の人生を通しての乗り越えなければならない課題であり、全力でやれない自分を何度も恥じてきた。

 

現職の入社1年目に、課題をこなしてスタンプカードを集める研修があったのだが、自分はそこで不正をしてしまったことを思い出した。

 

Google広告の認定テストで、ネットにある答えをみながら解いたにもかかわらず、合格のスタンプを押してしまった。

上位5人に入れば、社長との会食に参加できるからだ。

 

結果的に自分は同期40人の中で2番目に多いスタンプを集めた。

不正した分のスタンプを引いても上位5人に入ることはできていたが、少なくとも2位になる資格はなかった。

 

不正をしてしまった自分が恥ずかしいし、不正した事実を忘れていたことが何よりも恥ずかしい。

 

僕が尊敬するUVERworldというバンドのボーカルのTAKUYA∞さんは、10年間、酒もタバコもカフェインもグルテンも禁じ、毎日10kmのランニングを続けている。

ライブで最高のパフォーマンスを発揮するためだ。

 

自分が達成したい目標のために毎日本気でやり抜き、やり続けられる人は本当に美しい存在だと思う。

 

僕もそんな人になりたい。もちろん結果は出したいけど、その結果は100%嘘偽りがないと誇れるようなものでありたい。

 

まだまだできていない。逃げている自分がいる。

 

でも、だからといってどんなに嫌なことでも全力でやり続けるというのは現実的ではないと思う。

TAKUYA∞さんもマコさんも、心の底からやりたい、楽しいと思えることだからこそ、辛い努力にも耐えることができるはずだ。

 

まずは、「何を目指して何に取り組むのか」という問いから逃げないことだ。

安定した生活のために嫌なことにしがみつくのは違うと思う。

 

人生はどの瞬間からでも、自分の意思で自分の選択によって変えていくことができる。

 

最後に、本気で努力する人たちに心からの感謝を送ります。

いつも勇気を与えてくれてありがとう。