「優しさ」と自己保身

 

前回書いた記事から2週間がたった。

 

あれから結局インターンを休み、3日間休養をとった。

そうしたら徐々に前向きな考えに変わり、めでたく1つ契約を取れた。

 

やはり結果を出す上でも、休むことは大事だ。

 

 

今日は休日だがオフィスに出勤して社長と話していた。

 

社長は歯に衣着せぬ物言いをよくするが、

それは嫌われ役を買ってでも相手に必要なことを伝えようとしているのだと

最近になって気づいた。

 

 

僕は今まで「人を叱る」ことに対して嫌悪感を抱いていた。

 

「自分の人生もままならないのに、どうして人様にそんなに偉そうに言えるのか」

「人にはそれぞれ事情があるんだから、頭ごなしに叱るんじゃなくて

 相手を尊重すべきではないのか」

 

という違和感が僕の中にあって、

他人にズケズケと言う人を生理的に受けつけなかった。

 

 

でも相手が倫理的におかしい言動をしていたり

自分自身のことを蔑ろにしていたりしているのに何も言わないのは、

相手を尊重するというよりも

「嫌われたくない」という自己保身の気持ちなのかもしれない。

 

これまでの僕は「それおかしくないか?」と内心思っても

波風を立てるのが嫌で「すごいね」とか「え〜」などといって

その場をやり過ごしていた。

 

「相手を尊重する」というキレイゴトで

自己保身する自分をごまかしていたのだ。

 

 

とはいえ、なんでもかんでも強く言えばいいってもんじゃない。

 

相手の言動に「ん?」と思ったら

「へ〜そうなんだ」で終わらずに詳しく聞いてみる。

 

それで本当におかしな考え方をしているのなら

嫌われるのを覚悟でビシッと言う。

 

そうじゃないなら「いつでも力になるよ」と相手に寄り添う。

 

 

そんな風に、自己保身の気持ちからじゃなくて

真に相手のためを思って行動できる人間になりたい。

 

「成長」は都合の良い言葉だ

 

インターンでよく社長に言われる「成長」というワード。

 

教育系の会社だからその言葉が使われるのは当然なんだけど。

 

なんだか違和感を感じる。

 

「頑張れば成長できるぞ」は雇用者からすると

従業員に無理させるのに体の良い言葉だ。

 

 

僕も今までは自己啓発やら筋トレやら瞑想やら

自分を「成長」させるために様々なことにトライしてきた。

 

しかし「もっと成長しないといけない」という考え方は

今の自分を「否定すること」に繋がっている。

 

「ダメだ。ダメだ」と自分に声をかけ続けた結果、

「もうどうでもいいや」と全てを投げ出したくなってきた。

 

なんだか社会全体が「成長」に囚われた狂信的な宗教団体に見えてきた。

僕の周りにそういう人が集まってるだけかもしれないけど。

 

 

本当はもっと、肩肘はらずにアホ丸出しで生きたい。

 

僕は「正しさ」よりも「楽しさ」「心地よさ」を重視したい。

 

お互いに「アホでもドジでもええやん。楽しくやろうよ」

という空気感で仕事できたらいいな。

 

まあ僕は社会を知らない若造だから、こんなのは甘い考えかもしれんけど。

 

 

こんなこと書いてると、明日ほんとに出勤したくなくなってきた(笑)

 

このままだとニートまっしぐらかも。

コミュニケーションは難しい

 

インターンを始めて早くも2ヶ月が経とうとしている。

かなり濃い2ヶ月だったと思う。

 

複数人とめまぐるしくやりとりしながら働く職場なので

自然とコミュニケーション能力が向上してきた。

 

 

ただ、前々から思っていたがコミュニケーションというものは難しい。

 

こちらの意図していることが伝わらなかったり

あらぬ誤解を受けたりすることがたくさんある。

 

逆に自分も、相手の伝えたいことを正しく汲み取れていないことが多々あるだろう。

 

「意見を否定することと、その人物を否定することは違う」

と理屈ではわかっていても、ついムッとなってしまうこともある。

 

 

そういった「意図の理解」もそうだし、

そもそも僕はキビキビと動いたりするのが苦手なので

聞かれてもパッと答えられないことがよくある。

 

そういうとき「仕事というのは簡単じゃないなあ」と実感する。

 

長らく学生として過ごしていたせいで、仕事をなめていたのかもしれない。

 

 

「良い学業成績をとること」と「仕事で高い成果をあげること」は

全然ゲームの質が違う。

 

事務作業中心ならそれほど変わらないかもしれないけど

営業職などはコミュニケーション能力とかスピード感とかが重要だから

あーだこーだ考えているうちに成果が遠のいてしまう。

 

 

営業は不得意ではないと思うけど、とにかく人と話すのが疲れる。

 

気の遣いすぎ+細かいことまで考えすぎ

の二重苦だから仕事終わりの疲労感がはんぱない。

 

かといって飽き性だからずっとデスクに座って事務作業とかはそれ以上の地獄だ。

 

 

まだまだ営業の機会があるので、どうせなら細かいことまで考えすぎずに

「当たって砕けろ」精神でぶつかっていくのもありかもしれない。

 

多くの契約を取るための鉄則は「アプローチ数(母数)」を増やすことと聞いたし

経験を積んでいけばうまくいく・いかないの感覚も分かってくるだろう。

 

いつのまにかコミュニケーションという趣旨からずれてしまったが

また何か働く中で気づいたことがあれば書き残していきたい。