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内省の日々

とある学生の頭の中

なぜ(僕の学部の)学生は授業を真剣に聞かないのか

 

今日は午前中に1・2限の連続授業があって、今は昼休みだ。

 

1限の授業には出席点があるが、「2限は出席を取らない」と教授が言うと、

僕以外の学生は帰ってしまった。(1限は20人ぐらいいた)

 

2限は補足的な内容なので、授業に出なくてもテストで点は取れる。

 

1対1で講義を受けられたので、質問できたり、教授と小話ができて

濃い学びがあったので結果的には良かった。

 

 

しかし、なぜうちの学部の学生は熱心に授業を受けないのか疑問に思った。

 

ちなみに僕は経営学部で、教授が自称するところによれば

経営学分野で日本最高水準の教授陣を揃えている。

 

本来ならもっと熱心に学ぶ学生がいてもいいはずだ。

(もちろん一定数は存在している)

 

 

前にも書いた気がするが、うちの教授は「なぜこれを学ぶのか」という講義の目的を話すことがあまりない。

 

学ぶ側のモチベーションを高める要素として、学ぶ意義を伝えることは重要なはずなのにあまり話されない。

 

これがなぜなのかと長らく疑問に思っていたが、今日の教授との小話で少し見えてきたものがあった。

 

 

理由は大きく2つあると思う。

 

1つは、学生が大学に学びに来る目的が多様であること。

 

僕みたいに「①起業したくてビジネスを学びたい」という人もいれば、「②会計学を学んで公認会計士になりたい(資格を取りたい)」人や、「③経営学部は就活で潰しが効く」という人、「④学者・研究者になりたい」という人もいる。

 

パイの大きさとしては③の層が圧倒的に多いように思う。

 

(入学前のイメージでは①の人が多いのかなと思っていただけにがっかりした)

 

このように、学ぶ側の目的が多様だから、教える側も「このために学ぶ」と明確に定義することが難しいのだろう。

 

 

もう1つは、学部として「学部生にどうなってもらいたいのか」というビジョンが明確に定まっていない、もしくはうまく浸透していないこと。

 

ビジョンのあるなしでどう変わるのかというと、

例えば、「花を育てること」を学ぶ学部があったして、「とにかく大きな花を咲かせられる人材を育てる」というビジョンが学部レベルで設定されていれば、「水のやり方」や「肥料の使い方」などの個々の授業も、同じ方向を向いた話になるはずだ。

 

学生側も「大きな花を咲かせるために、これを学んでいるんだな」と分かるから、意欲を持って学ぶことだろう。

 

 

入学時のガイダンスで、学部長がこういった話をしていた気がするが、

経営学の知識が皆無で、かつ「偉い人の退屈なオハナシ」と思っていた僕らには到底伝わらない。

 

だから、学ぶ目的をうまく設定できない僕らは、「単位を取ること」を第一目的にして授業を受けることになってしまう。

 

今朝の例も、「出席点がないから」みんな帰ってしまったのだ。

(資格試験の勉強をしたいとか、他の授業の宿題がある人もいるだろうが)

 

 

ではこの「学ぶ目的の見えない学生たち」を減らすにはどうすればいいのか。

 

根本から変えるには、大学ではなく、小中高の教育まで遡らなければいけないように思う。

 

どこかのタイミングで、大学での学びについて情報を与えてもらえていれば、

ある程度は目的を持って学べる学生が増えるのではないだろうか。

 

 

僕なんかは、「金持ちになりたい→社長になればなれるかも→社長=経営者→経営学を学ぼう」というかなり短絡的な理由だったが、経営学を学ぶ強いモチベーションになっていた。

 

大学に入ってからは、たくさん本を読んだり、賢い友達に出会ったり、教授の話を聞いたりしているうちに徐々に「金持ちになりたい」以外の学ぶ目的が定まっていった。

 

 

ただ、僕みたいに考えを巡らすのが好きな人は自然とそうやって学ぶ目的を見つけていけるのだろうけど、そうじゃない人たちはなかなか難しいんじゃないのか。

 

特に③の「潰しが効くから」という理由で選んだ人などは。

 

 

今のところ解決策はあまり分からないが、いち学生でも何か変えられる部分がないか

引き続き考えていきたい。