「覚える」ほど思考力を失う
書店で手に取った雑誌に面白いことが書かれていた。
「イシューからはじめよ」の著者が言うには
「覚えるほど発想力、思考力が低下する」
のだそうだ。
そして、思考力を高めるためには「とにかくアウトプットせよ」とのこと。
実は僕が4日ぶりにブログを更新したのも、これに触発されたからである。
なぜアウトプットすべきなのか。
それは思考を外に出さなければ「考えたこと」にはならないから。
頭の中で思考を巡らせているだけでは考えていない。
人に話したり、書いたりすることで初めて、それは「思考」となる。
もう少し具体化すると、「思考した」と言えるのは
「考えが整理された状態」でなければならないからだろう。
どれだけ多くのことを考えたとしても、「整理」されていなければ
引き出して使うことができないので、ただのノイズ、がらくたでしかない。
道具箱がカオスな状態では、小さな鉛筆は見つけられない。
話したり、書いたりすることで思考が「整理」され、それが思考の成果物となる。
厳密には思考していると言えても、成果物がなければ思考した意味がない。
だからアウトプットしなければ「思考した」と言えないのだろう。
ここまで書いた「考え」も、
ただ本を読んだだけでは辿り着けなかっただろう。
書くことで初めて、学んだことが「成果物」となり、次に生かせるようになった。
ブログを書く動機が増えて、また一段とブログ更新が捗りそうだ。