コミュニケーションは難しい

 

インターンを始めて早くも2ヶ月が経とうとしている。

かなり濃い2ヶ月だったと思う。

 

複数人とめまぐるしくやりとりしながら働く職場なので

自然とコミュニケーション能力が向上してきた。

 

 

ただ、前々から思っていたがコミュニケーションというものは難しい。

 

こちらの意図していることが伝わらなかったり

あらぬ誤解を受けたりすることがたくさんある。

 

逆に自分も、相手の伝えたいことを正しく汲み取れていないことが多々あるだろう。

 

「意見を否定することと、その人物を否定することは違う」

と理屈ではわかっていても、ついムッとなってしまうこともある。

 

 

そういった「意図の理解」もそうだし、

そもそも僕はキビキビと動いたりするのが苦手なので

聞かれてもパッと答えられないことがよくある。

 

そういうとき「仕事というのは簡単じゃないなあ」と実感する。

 

長らく学生として過ごしていたせいで、仕事をなめていたのかもしれない。

 

 

「良い学業成績をとること」と「仕事で高い成果をあげること」は

全然ゲームの質が違う。

 

事務作業中心ならそれほど変わらないかもしれないけど

営業職などはコミュニケーション能力とかスピード感とかが重要だから

あーだこーだ考えているうちに成果が遠のいてしまう。

 

 

営業は不得意ではないと思うけど、とにかく人と話すのが疲れる。

 

気の遣いすぎ+細かいことまで考えすぎ

の二重苦だから仕事終わりの疲労感がはんぱない。

 

かといって飽き性だからずっとデスクに座って事務作業とかはそれ以上の地獄だ。

 

 

まだまだ営業の機会があるので、どうせなら細かいことまで考えすぎずに

「当たって砕けろ」精神でぶつかっていくのもありかもしれない。

 

多くの契約を取るための鉄則は「アプローチ数(母数)」を増やすことと聞いたし

経験を積んでいけばうまくいく・いかないの感覚も分かってくるだろう。

 

いつのまにかコミュニケーションという趣旨からずれてしまったが

また何か働く中で気づいたことがあれば書き残していきたい。

 

 

苦手な人と働くこと

 

10月から働くことになったインターンの研修に参加してきた。

 

6人のインターンの中から2人ずつペアを組んで働くことになるのだが

そのうちの1人がどうも苦手だ。

 

さらに苦手意識が強くなりそうだから

あまりそう思いたくはないのだけど

今日その人とペアで研修に参加してドッと疲れたから間違いない。

 

 

この苦手意識というのはどんなもので

どういう要因で発生しているのかは分からないが

話していると「なんか合わないなこの人」という感覚がある。

 

合わないだけならいいけど、

相手の押しが強いといちいち気を遣ってしまうからとても疲れる。

 

 

僕は単に愚痴りたいわけではなくて

ここから一歩考えを進めて自分が就職する時のことを想像してみた。

 

苦手な人がいない職場で働ける確率はいったいどれぐらいだろうか。

その確率はとても低い気がする。

 

仕事の悩みで一番多いのが人間関係だというけど

その中身は「苦手な人」の存在によるものがほとんどだと思う。

 

こういうことに目をつむって、我慢して働くのが

「大人になる」ってことなんだろうか。

 

 

もし苦手な人と絶対に働きたくないのなら

起業して個人事業主になったり

人を雇う立場に回ったりするという道が考えられる。

 

ただその方法で食うのは、雇われるよりもハードに違いない。

 

僕の中学生時代の夢は「作家になること」だったが

本当に食えるかどうかは置いておいて

性に合ってそうだなと思う。

 

 

とりあえず今のインターンを2ヶ月ぐらいは続けてみて

どうしても他人と働くのが無理だとなったら

サラリーマン以外の道に進んでみるのも悪くなさそうだ。

小学生の家庭教師を始めて得た気づき

 

今月から家庭教師のトライに登録して、

小学4年生の女の子を教え始めた。

 

その子はとても活発な子で集中力が続かないので

教えるのもひと苦労だが、やりがいがある。

 

 

家庭教師をやっていて面白いなと感じるのは

他人の素のままの親子関係を知れることだ。

 

それを知ることで自分自身の親との関係を相対化し振り返ることができる。

 

例えば、親の接し方の長短を知れたり

親・子それぞれどんな気持ちでいたのかを想像できたりする。

 

 

その女の子のお母さんは側から見ていると

とても厳しい態度でその子に接している。

 

その子に「ちゃんと勉強しなさい!」と何度も叱る。

 

関係性はそれほど険悪ではないみたいだけど。

 

 

自分の親はどうだったかというと、

いい意味でも悪い意味でも放任主義だった。

 

箸の持ち方とかはよく注意されていたけれど

勉強に関して何か言われた記憶がほとんどない。

 

あと、過剰に叱られたり褒められたりとかもなかった。

 

僕が「他人の言動を強く否定しない」スタンスになったのは

母親が僕に対してそのように接していたからかもしれないなと気づいた。

 

 

もう1つ、家庭教師をやって得た気づきがある。

 

自分のモチベーションの源泉は

「自分の考えや分析が他人の役に立つこと」

そしてもっと大げさに言うならば

「誰かの救世主になること」だ。

 

 

僕はアニメやマンガでどのキャラが好きかと聞かれると

たいていの場合「主人公」と答えていた。

 

それがなぜかやっとわかった。

 

僕は「救世主」に憧れていたのだ。

 

ダメな状態、ピンチに陥っている人や組織を

1人のヒーローが救い出す。

 

そんなストーリーを求めているのだと気づいた。

 

 

これを仕事に具体化すると、

人や組織に密に関わるタイプのコンサルタントなどが思い浮かぶ

 

ただ、コンサルタントといっても

数字を分析して、フレームワークに落とし込んで、資料を作る

みたいな合理主義的なものは嫌だ。

 

顧客と涙を流し合いながら熱い抱擁を交わすみたいなのが良い。

 

 

ここ数日はかなり気持ちが上向いてきているので

この調子で10月から始まる大学とインターンをスタートさせたい。